吉田医療新聞:心筋症による心不全

ようやく梅雨は明けましたが、新型コロナウイルスの第2波がやってきたようです。熱中症対策とともに三密を避ける行動を心がけましょう。今回は心筋症による心不全についてお話します。
心筋症とは心臓の筋肉に何らかの異常が生じ心臓の機能が低下してしまう病気です。色々ありますが、主にウイルス感染などにより心臓のパワーが徐々に低下し左心室が大きくなってしまう「拡張型心筋症」と、遺伝的に心臓の筋肉が肥大してしまう「肥大型心筋症」の2つです。これらの心筋症は軽症であれば無症状の方も多くおられますが、病気が進行するにつれ、息切れや動悸、全身のむくみといった心不全症状を呈するようになります。
かつては不治の病とも言われていた心筋症ですが、ここ十数年の医療の進歩により治療法と適切な薬物療法が分かってきました。また薬剤開発はさらに進み、この数年で数種類のお薬が認可されています。
さらには心臓リハビリテーションによる運動療法や、必要であればペースメーカーで心臓の動きを整えることで心不全のコントロールができることも分かってきました。心不全症状を疑った際は恐れずに医療機関を早期に受診しましょう。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医

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