吉田医療新聞:高齢者の「フレイル」と心不全悪化の深い関係 ―健康寿命を延ばしましょう―

金木犀の香りが漂う秋らしい季節になりました。ヨーロッパでは新型コロナウイルス感染者が増大、日本でも終息の兆しは見えません。
そんな中ですが、心不全の予防には「家にいてばかりではいけませんよ!」というお話をします。「フレイル」という言葉を聞いたことはありますか?「フレイル」とは高齢者が健常状態から要介護に移行する中間の段階のことを指し、身体面では体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度の低下、精神・社会面では認知機能の低下、老人性うつ、社会的交流の減少などが原因となります。
「フレイル」の方が心不全を起こすと当然、治療は難しくなり、なかなか症状は改善しません。また高齢者が心不全になると息苦しさからあまり動かなくなり筋力も衰えて「フレイル」になります。「フレイル」と心不全は互いに悪影響を及ぼし合うのです。「フレイル」を予防するためには、①持病をコントロールし悪化させない②日常生活で適度な運動習慣を取り入れる③バランスの良い食事④趣味のサークルや地域活動などで社会とのつながりを持つことが大切です。4か条を守って「フレイル」を予防し健康寿命を延ばしましょう。

毅峰会 吉田病院(枚方市北中振3-8-14)
TEL 072-833-1831
循環器内科部長 木戸 淳道

京都府立医大医学部卒業
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医・施設代表医

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