こどもの心理を知ろう:親の役割・防災

あるお母さんは幼い子どもを歯医者に連れて行く時に「お口のお掃除しに行こうか?」と言って連れて行きます。治療の後は、「お口がきれいになったからね」と言ってごほうびを与えます。すると子どもは成人した今でも好んで歯医者に行くらしいのです。これは「歯医者は怖い」→「歯医者は楽しい」と意識付けを変えたのです。
さて本題に入ります。今回は災害時の子どものメンタル面について説明致します。いつか大きな地震が来るなどの恐怖を与えない。あまり地震後の悲惨なシーンを見せない。幼児の場合、土の中で神様がくしゃみをしたなど「地震」という言葉を使わない。ハザードマップ通りに避難場所まで一緒に歩いてみる。危険な場所は無いか?事前にチェックする。近くに公園があれば家族全員でお弁当を食べて楽しむ。家の電気を消し、ランタンや懐中電灯の明かりで夕食を食べる。クリスマスパーティー感覚で、暗闇じゃんけんゲームや絵本を読んであげる。
親の恐怖心が子どもに伝わります。子どもが不安にならないように、まず親が怖がらず、パニックにならないように心の準備をしておきましょう。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
心理分析室 深田昭一(上級教育カウンセラー)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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