こどもの心理を知ろう:コロナに負けない接し方

皆さん、覚えていらっしゃるでしょうか?会話では、後の言葉の方が強く印象に残るという「新近効果」というものを。昨今コロナウイルスの長期化により、子どもた ちを取り巻く環境は大きく変わりました。環境の急激な変化は、大人にも子どもにも大きなストレスとなっています。
 子どもたちは親の言葉かけ一つで安心・不安感が大きく異なります。例えば親が怖い顔をしながら「手を洗わないとコロナになるよ」「帰ってきたら消毒しないと家に入ってはダメ」など、禁止や脅しのような言葉を使っていませんか?ストレス下にある子どもはずっと不安と恐怖を抱えています。その不安や恐怖をあおってしまうと自律神経の乱れから、免疫力や抵抗力が弱まり、ウイルスに感染しやすくなります。
 では、どのように予防を喚起すればいいのでしょうか?「しっかりと手を洗うと大丈夫だよ」と一緒に手洗いをする。「ちゃんと消毒しているとコロナは死んじゃうから安心だね」というように後の言葉をポジティブに話して自律神経を整えて免疫力、抵抗力を向上させ、コロナに負けない「心づくり」をしてあげましょう。
こころの教育Q&A こどもの心理を知ろう
関西カウンセラーズ研究会
心理分析室 深田昭一(上級教育カウンセラー)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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