脳卒中について8~脳梗塞のカテーテル手術~ H24.4.15号/杉浦 史郎先生

今回は、脳卒中におけるリハビリテーションの中で、特に急性期についてお話しします。 急性期リハビリテーションは、脳卒中発症直後からベッドサイドで開始され、ベッド上にいることで生じる廃用性筋委縮の予防と、早期からのセルフケア(食事、更衣、トイレ動作など)の早期自立を最大の目標としています。 急性期治療を行う時には、専門的知識と治療経験のある医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが、多職種連携の下で、協調的に評価・治療を行うチームワークが重要と考えられております。 この組織化された脳卒中医療チームによって提供される、急性期からの早期リハビリテーション開始によって、脳卒中再発の増加も見られずに、体幹バランスを良好に保ち、麻痺の予後が良好で、入院期間を短縮するなどの有用性が確認されております。 一方、例えば脳卒中急性期では特に血圧の変動に注意する必要があります。本院では急性期ハビリテーションを担当するスタッフには1人1台の自動血圧計を持たせて、治療中は頻回に血圧を測定するなどのリスク管理をすることで、効果的なリハビリテーションを安全に行えるように努めております。
 

星ヶ丘厚生年金病院
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641 医学博士・部長  高橋 務先生 医学博士・副院長 福永 隆三先生 医学博士・副院長 救急部長 森川 和要先生 医学博士・脳卒中内科 吉川 健治先生 部長 本田 雄二先生 内科部長 清水 義臣先生 医長 杉浦 史郎先生

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  1. H より:

    この度、兄が大変お世話になっております。
    急性期回復後の患者のQOL向上を図った、杉浦先生はじめ諸先生方、コメディカルスタッフ皆様の素晴らしいチーム医療を受けさせただいていることを何より感謝申し上げます。
    今後とも、宜しく御高診御加療賜りますようお願い申し上げます。

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