思春期に入った頃から愚痴や不平、不満ばかり言って、聞いている私がイヤな気持ちになります。どうすれば、この状態は収まるのでしょうか?

A 結論から申し上げますと「愚痴、不満、悪口を言ってはいけません!」と叱らないことです。
われわれは、日常生活の中で数多くの刺激を受けます。プラスの刺激ならウエルカムですが、マイナスの刺激はノーサンキューです。
しかし、受けたマイナスの刺激は、「ちり」として心の中に進入してきます。それは毒性の物質です。それをため込んでしまうと、病になる可能性が高くなるのです。よって、毒性物質を吐き出さなければなりません。
例えば風邪を引くと、咳やくしゃみ、鼻水が出ます。これは体に侵入してきた菌を体外に出すという防衛策です。風邪を引いた子どもに、「咳やくしゃみをしてはいけません」と叱らないはずです。早く菌を体外に放出させることで、風邪は治っていくのです。
もうお分かりいただけたと思いますが、子どもの言う愚痴や不満を止めるのではなく、聴いてあげるのです。それで心は病まずに済みます。ある著書に「愚痴、不平、不満を言うと幸せが逃げていく」と書かれていました。私はその考えには反対です。
カウンセリングに来られる人の多くが愚痴、不平、不満を語ります。カウンセラーはそれらの話を聴かせていただき、クライアントに接します。話に耳を傾け、共感することで、心の「ちり」が放出されるのです。
さて、雨の日に道を歩いている時に車があなたの洋服に泥をはねました。その時、あなたは独り言でドライバーを罵倒するでしょう。それで毒素を出しているのです。よって「愚痴、不平、不満を言わないと幸せにはなれない」のです。

 

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
家庭教育専門カウンセラー 深田 昭一 さん
心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06(6942)0605

大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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