当病院には16床の緩和ケア病棟「たいよう」があります。国の認可を受けた緩和ケア病棟は全国に約250あり、苦痛緩和と生活の質の向上を目指すという基本方針は共通ですが、どのような時期の患者さんを対象とするかについては、少しずつ差があります。
「たいよう」では、抗がん治療中の方でも休薬期間に入院できるよう、体験的な短期入院を受け入れ、一度入院された患者さんには、退院後外来で経過を見ながら、必要時に優先的に再入院できるようにしています。がん患者さんの体調は、ある時期から急に不安定となることが多く、それから入院先を探しても難しいのが現状です。 私たちは、早いうちから紹介をいただくことで、一人でも多くの患者さんが病院から家に戻られるよう、また行き場のないがん患者さんが少しでも減るよう願っています。
また一般病棟入院中の患者さんには、「緩和ケアチーム」という専門チームがサポートを行い、より早期から緩和ケアを受けていただけるよう活動し、緩和ケア病棟とも連携しています。
緩和ケアの大きな目標の一つは苦痛を和らげることですが、「苦痛」と言っても一口で言えるほど単純ではありません。「転移や進行を告げられ不安でいっぱい」「抗がん剤の副作用で食べられない」、これらもがんの苦痛です。次回、もう少し詳しくお話しします。
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緩和ケア科部長 塚原 悦子先生
日本ペインクリニック学会認定専門医 日本緩和医療学会暫定指導医 日本麻酔学会麻酔指導医
星ヶ丘厚生年金病院
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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