病気について、病態や検査・治療の情報はネットや書籍で氾濫するほどですが、医療費については案外知られていないようです。
そこで虚血性心疾患シリーズの最後に、実際の医療費について書いてみます。今回示される費用は3割負担の場合です(1割や2割負担は各金額の1/3、2/3として計算)。入院費用はDPC病院の場合です。
虚血性心疾患で外来受診した際、よく行われる特殊検査として心臓超音波検査(2640円)、トレッドミル運動負荷心電図(2400円)、Holter心電図
(4500円)などがあげられます。次に冠動脈CT(9060円)や心筋シンチグラム(2万4050円)があります。
入院して行う心臓カテーテル検査の場合、2泊3日の検査入院で6〜7万円。冠動脈造影以外に血管内超音波(IVUS)や血管内圧測定(FFR)などを追加したら15〜16万円になります。もっとも支払額が約8万円以上となれば、高額医療となるため、それ以上の支払いは不要となります。PCIやバイパス手術などの治療は更に高額となりますが、実際の支払いは最大約8万円までとなります(所得によって支払上限は変わります)。
年末に世知辛い話で申し訳ございませんでした。次回からは不整脈シリーズとなります。
それでは皆様、健康に気をつけて、良いお年を!
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循環器内科部長 鷹野 譲先生
日本循環器学会認定専門医・日本心臓病学会特別正会員(FJCC)・日本心血管インターベンション治療学会認定専門医
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星ヶ丘4-8-1 TEL072-840-2641

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