【星降る丘から健康便り】お正月ちょっと「食」の工夫

「生活習慣病」とは、食生活や喫煙、飲酒、運動不足、ストレスなどの生活習慣が、発症や進行と大きく関係する病気のことで、糖尿病も「生活習慣病」の一つです。 食事を取ると血糖値は上昇しますが、「インスリン」の作用で、ほぼ一定に保たれています。この血糖を調節する仕組みがうまく働かなくなり、血糖値が高い状態(高血糖状態)が続くようになってしまうのが「糖尿病」です。お正月は「食」の誘惑が多く、血糖値も乱れがちになります。ちょっとした「食」の工夫で楽しく・健康に新たな年を過ごしましょう。
お正月「食」の工夫!
①「野菜から先に」血糖の上昇が緩やかになります
②「30回を目安によく噛む」少量でも満腹感が得られやすいです
③野菜多めの鍋料理で豆腐・魚・肉をバランス良く
④アルコール飲料は高カロリー(ビール350 ml約150 kcal)。
ノンアルコール表示でも1%未満のアルコールが含まれるので油断は禁物
⑤お餅を食べ過ぎない。四角い切りもち(55g)2つがご飯1膳(約160 kcal)
⑥数の子やかまぼこなど塩分の多いおせち料理は“箸休め”として少量を味わう
⑦果物の食べ過ぎに注意。みかん(中)2個、柿1個が80 kcal*食事制限のカロリーの目安は1単位80 kcalです。
糖尿病などの生活習慣病の第一次予防は生活習慣の改善、第二次予防は健診での早期発見です。当院でも予防健診や健康フェアを行っています。
また、糖尿病認定看護師は、糖尿病患者さんと共に生活習慣を見直すなどの支援をしています。皆様も生活習慣を見直し、健康な一年を過ごしてください。

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