熱中症は、炎天下での激しい運動や肉体労働で起きると思われがちですが、屋内でも起きることがあります。高温多湿の屋内に長時間いることで起こる熱中症は、高齢者に多いと言われています。
一般に高齢者は汗をかきにくく、熱を発散しにくいため、体内に熱がこもり、中枢神経がダメージを受け、熱中症になります。しかも、高齢者は外気温の変化を感じにくくなり、自分では暑いと感じないためクーラーをつけずにいて、気付いたら熱中症になっていることが多いのです。症状も、食欲不振や元気がない、ボーっとしているなど分かりにくいことが多く、重篤化してから発見されることが少なくありません。
原因は、体内温度の上昇と脱水(脱水を伴わないこともある)なので、初期なら冷却、水分と塩分の補給で対処します。症状が進み、嘔吐や頭痛などがあれば医療機関を受診し、意識障害やけいれんなど重症の場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
予防策は、薄着やクーラーでの室温調整と、こまめな水分・塩分補給です。私は麦茶1リットルに塩5g(小さじ1杯程度)入れたものを、喉が渇く前に少しずつ飲んでいます。しかし、高血圧や心臓病など持病のある方は、かかりつけ医と相談の上、対応してください。
脱水は熱中症だけでなく、脳梗塞の原因にもなるので特に気を付けましょう。また、体を冷やす効果のあるキュウリやナス、トマトなどを料理に積極的に取り入れ、暑い夏を元気に乗り越えましょう。
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当院には、様々な分野の専門及び認定看護師が在籍しています。症状や日常生活でのお困り事にはご相談ください。

救急看護認定看護師:中山 和子 さん
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
tel 072-840-2641

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