大きな病気の治療のため入院していた方がいました。小康状態を保てることができたので、そろそろ退院について考える時期になりました。しかし、食事は食べていましたが、筋力低下と足のむくみで歩くには介助が必要な状態でした。主治医はご本人とご家族に病状を説明し、退院を勧めましたが、ご本人は「こんな状態で家に帰っても妻に迷惑をかけてしまう」「家は24時間看護師がいなくて不安だ」と話し、奥様は 「自分一人で介護できるだろうか」と、不安を抱えていました。その時に、主治医が訪問看護の話をされ、私たちが伺うことが決まり、自宅退院することになりました。
院後、一時体調が悪くなりましたが、主治医と相談しながら私たちも毎日訪問し、体調の変化や必要なケアを行っていきました。体調が回復したある日、看護師の介助で入浴をした後に大好きなワインを飲まれました。「お風呂の後のワインは最高や。病院やったらこうはいかんな」「退院は不安やったけど家はやっぱり落ち着くな」「入院しなくてすんでよかったわ」と笑顔で言われました。
介護する奥様や遠方に住むご家族は「看護師さんから介助方法を教えてもらったり、家に来てくれて心強いです」と言ってくださいました。
病気や障がいがあると、ご自宅で生活することに対し、不安を持たれるかと思います。訪問看護師は、主治医や専門職と連携し、ご本人やご家族が安心して在宅療養できるように支援します。在宅療養を支える訪問看護を、ぜひご利用ください。

附属訪問看護ステーション 管理者
松本 晶子さん

JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
TEL 072-840-2641