星降る丘から健康便り:放射線治療中のスキンケアについて

放射線治療は、手術、化学療法と並ぶ、がん治療の三本柱のひとつです。近年は様々な種類の放射線治療がありますが、体の外から放射線をあてる外照射といわれるものが一般的です。
放射線治療を開始してしばらくすると放射線をあてている皮膚が日焼けのように赤くなり、色が黒くなったりします。これは「放射線皮膚炎」といって、放射線治療で一番多く見られる副作用です。
放射線は皮膚を通り抜けることで皮脂腺・汗腺がダメージを受け、皮膚のバリア機能が低下します。その結果、皮膚が乾燥し傷つきやすくなり、注意しないと皮膚の皮がむけたりすることもあります。そのような皮膚のトラブルを起こさないために、スキンケアが重要となります。
日常生活において注意する点は(1)観察(2)洗浄・保湿(3)刺激を与えないことがポイントです。
まずは、放射線があたっているところが赤くなっていないか、乾燥していないかを観察しましょう。
入浴時はタオルでこすらずに泡で優しく洗いましょう。乾燥を予防するためにローションやクリームタイプの保湿剤も有効です。処方することもできますので、医師や看護師に相談しましょう。
また、締め付けの強い下着やチクチクする素材の衣服がこすれたりすることや日焼け、伸びた爪で掻くことも皮膚にとっては刺激となります。
放射線を受けた皮膚の回復を目指すために、放射線治療が終了してもスキンケアを続け、放射線治療後の皮膚を守りましょう。

JCHO星ヶ丘医療センター
皮膚・排泄ケア 認定看護師 西浦 絵理さん

JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
TEL 072-840-2641

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