糖尿病と薬の関係

「糖尿病を治したい!」。そんなご相談が多く寄せられています。しかし問題は別のところにある場合があります。
相談者のNさんは50歳代。経過をよく聞いてみると、関節リウマチの持病があり、20年以上ステロイドを服用していることが分かりました。ステロイドの服用を10年も続ければ、ほとんどが糖尿病になります。
これは、血糖値を下げるインスリンの働きをステロイド薬が阻止してしまうからで、薬によって引き起こされた糖尿病というわけです。
また、例え少量であってもステロイドの長期の使用には肺炎、感染、骨折、動脈硬化など、重篤な副作用があります。かといって長期使用のステロイドを勝手な判断で止めることはできません。急に止めると離脱症状が出て危険です。
Nさんにはリウマチの症状を和らげながら、薬に対するさじ加減が必要となります。しかし血液中の高血糖は血管をボロボロにしてしまうので、糖尿病をそのままにしておくことはできません。
食事療法と少量のサプリメントで血糖値やA1cが下がりましたが、ここで気を付けなければならないのは検査数値と共に糖尿病薬の減薬を主治医と相談することです。薬はうまく使うことと頼らないことが大切です。
毎週土曜日は無料の医療相談を行っています(要予約)

くずは統合医療クリニック理事長
日本メディカルハーブアカデミー主宰
日本がん難病サポート協会理事
一般社団法人 IPH 代替療法研究所
代表理事 佐藤 忍

枚方市南楠葉1の1の27
TEL 072-807-3566

一般社団法人 インターナショナルプリベンティブ ヘルスケア(IPH)

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