【星降る丘から健康便り】化学療法中の日常生活の過ごし方 ~だるさ・疲労感~

がんの三大治療には、手術療法・放射線療法・化学療法があります。
化学療法とは、一般的に抗がん剤治療と呼ばれているものです。がんの増殖を防ぐ、成長を遅らせるなどといった目的で行われ、最近では、通院で化学療法を行うこともあります。化学療法中は、副作用をコントロールすることが大切になります。そこで、少しでも楽に過ごしてもらうための工夫を紹介させていただきます。
治療中の患者さんから、「だるい」「疲れる」といった症状を聞くことがあります。そのような時は、だるさや疲れの原因となっている症状の緩和のほか、左記のような方法があります。 ①しんどい時は休息を取る ②疲れる前に休憩を入れる ③散歩や音楽鑑賞など気分転換になることを疲れない程度に取り入れる ④症状が現れる時期や時間を把握し活動量を調整する。
例えば、疲れそうな用事は、治療の前やしんどくない時期に済ませておきます。また、手伝ってもらえる人がいる場合はお願いするといった工夫があります。
このほかにも、副作用症状を少しでも楽にし、安心して生活するための工夫があります。お気軽に医療機関などに相談してもらえたらと思います。当院には、がん相談支援センターが設置され、がんについての相談を承っております。よろしければご活用ください。
季節柄、風邪やインフルエンザが流行する時期になります。マスク 着用、手洗いやうがい、 しっかり休息を取るな ど、感染予防に努めてください。

がん化学療法看護認定看護師:吉岡 美紀 さん

当院には、様々な分野の専門及び認定看護師が在籍しています。
症状や日常生活でのお困り事にはご相談ください。
JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
tel 072-840-2641

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