星降る丘から健康便り:人生会議の勧め

皆様は、人生会議またはアドバンス ケア プランニング(Advance Care Planning)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
人生会議とは最後まで自分らしく生きるために自分の大切にしたいことや、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や近しい人、医療・ケアチームと話し合い、できればその思いを書き留めておくというものです。
災害や様々なことが起こる日常で、誰でも、いつでも命に関わる病気やけがに遭う可能性があります。命の危険が迫っている状況では、自分の思いを他者へ伝えることが困難となります。
自分自身が望む医療やケアについて前もって考え話し合っておくことで、もしもの時にご家族や代理となる方々が判断する手助けにもなります。
自分の気持ちを話すことで疑問などが生じた場合、かかりつけの医師に相談してみましょう。また、病院には医療相談室もあり、無料で相談を受けることもできます。
【よく生きる】ということを大切にするために、厚生労働省では11月30日を人生会議の日と設定しました。なぜ11月30日かというと、いい看取り・看取られというゴロからきています。
普段から「自分は何を大切にしているのかな」、「どういった場所で人生の最期を過ごしたいかな」といったことを、11月30日以外でも家族が集まるお盆やお正月などで、家族や周りの人たちと語り合ってみるのはいかがでしょうか。

JCHO星ヶ丘医療センター
がん性疼痛看護 認定看護師 木下 千恵さん

JCHO星ヶ丘医療センター
枚方市星丘4の8の1
TEL 072-840-2641

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