こどもの心理を知ろう:葛藤(1)

葛藤とは、心の中に2つ以上の複数の欲求が同時に存在し、その欲求の強さが同じくらいでどちらにしようか悩んで決断できなくなることです。よく耳にする言葉ですが、実はドイツの心理学者K・レヴィン博士が提唱した心理学用語(コンフリクト)です。私たち人間は日々葛藤の中で生きていると言っても過言ではありません。そこでレヴィンは人間の心の葛藤を次の3つのタイプに分類しています。
(1)接近―接近型
(2)接近―回避型
(3)回避―回避型
では、それぞれの葛藤のタイプについてもう少し詳しくご説明します。(1)接近―接近型は、文系を選びたいけれど理系にも興味がある。言わばプラスとプラスの葛藤です。このようにどちらの欲求にもプラスの感情があって悩んだり、迷ったりする葛藤のタイプを言います。次に(2)接近―回避型は、学校に行きたいけれど勉強についていけるか不安だというプラスとマイナスの状態の欲求です。最後は(3)回避―回避型。これは、学校には行きたくない。でも落第するのは嫌だというマイナスとマイナスの状態の欲求です。そこで次号では3つの葛藤のタイプの問題点をご説明します。

こころの教育Q&A こどもの心理を知ろう

関西カウンセラーズ研究会
心理分析室 深田昭一(上級教育カウンセラー)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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