星降る丘から健康便り:新型コロナウイルス陽性と診断されたら

感染管理 認定看護師 小野 恵実子さん

 現在、大阪府では新型コロナウイルス検査の結果が陽性であっても、症状がない方や医学的に症状が軽い方は、保健所から送付の資料を参考に自宅での安静・療養(自宅療養)、感染対策などを自主的に行います。なお64歳(枚方市は39歳)以下の方には、基本的に保健所から療養に関する電話連絡はありません。
 自宅療養中は、症状がほとんどない場合でも、体を休めて回復に努めましょう。自宅療養中の注意事項は以下になります。
(1)自宅療養中は外出をしない。
(2)同居する方とは生活空間を分け、極力個室から出ないようにする。
(3)部屋を出入りする際はマスクを着用・こまめに手洗いをし、定期的に部屋の換気も行う。
(4)鼻をかんだティッシュなどは密閉して捨てる。
(5)健康状態の正確な把握が困難となったり、症状の悪化の恐れがあることから、療養中の飲酒・喫煙は厳禁。
 症状が悪化した場合やホテル療養希望時は大阪府の「自宅待機SOS」へお電話をしてください。  療養期間は、発症日(症状が出現した日)を0日とし、10日間です。症状によって期間が延長される場合があります。
 療養解除の基準は「症状がある場合は、発症日から10日経過し、その間に症状が軽快(解熱剤を使用せずに解熱・咳・のどの痛みなどが改善傾向)後、72時間経過している」「無症状の場合は、検体採取日(検査を受けた日)から7日間経過している」です。基準を満たせば療養解除となりますが、発症日から7日目以降に、37.5℃以上の発熱や症状の悪化などがあれば、保健所へ連絡をお願いします。