自己評価 平成19年3月15日号

 自己評価とは自分が自分のことをどう思っているのか、自分に対する意見や判断のことです。自分を愛し、自分を肯定的に見て、自信を持つ。この三つがバランス良くできれば、安定した自己評価を抱くことができます。
 自己評価を維持するには、時々好かれていると感じたり、能力がある(才能がある、役に立つ)と思うことが必要です。
 自己評価が高いと積極的に行動し、成功すると素直に喜び(自己評価上昇)、失敗しても原因結果を相対化し、いつまでも落ち込むことはなく(維持)、また行動します。
 一方、自己評価が低いとあまり行動しません。成功しても自分の能力によるものと思わず(不変)、失敗すると自分はだめだと思い(低下)、次の挑戦もためらいます。
 このように放っておくと同じレベルに留まりがちな自己評価改善策は、
①目標を一つだけにして、それに全力を傾ける。一つでも問題が解決すれば、連鎖反応的にほかの問題にも好影響し行動を起こすことが容易になります。
②失敗を重大に考えない。成功か失敗の二元論で見ないこと。
③行動すること。その結果をうまく受け止め、好循環を起こすこと。
 当科では二人の心理療法士を配置し、心理カウンセリングを保険診療で行っています。医師受診の上、ご相談ください。

診特定医療法人 三上会 総合病院 東香里病院
枚方市東香里1-24-34 TEL072-853-0501
http://www.higashikouri-hp.com 

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