交流分析① 4つの人生態度について

心理学、カウンセリングの中で交流分析と言われる理論があります。その名は「人生脚本分析理論」です。
簡単に説明致しますと、まず、人間の生き方を4つに分けます。その4つの1つ目は「自他肯定」。自分のことも、他人のことも肯定できる人。2つ目は「自己肯定、他者否定」。自分のことは肯定できるけれど、他人のことは肯定できない人。3つ目は「自己否定、他者肯定」。自分は肯定せずに、他人のことは肯定できる人。そして、最後は「自他否定」。自分にも他人にもダメ出しをする人です。これらをまとめて「4つの人生態度」と呼びます。
ところで、この中で最も幸せな生き方は「自他肯定」で、最も不幸せな生き方が「自他否定」と理論立てがなされております。ちなみに日本人で最も多い人生態度は
「自己否定、他者肯定」だと言われております。その理由は謙譲の美徳、つまり、何においても、誰に対しても謙虚であることこそが良いのだという日本の文化、並びに教育を受けてきたことが原因なのでしょう。
さて、この理論の説明は、次号への前振りです。次号では、「生き方留意点」「危険な生き方」について、4つの人生態度より抜粋し、詳しくご説明させていただきます。

こころの教育Q&A 子どもの心理を知ろう
家庭教育専門カウンセラー 深田 昭一 さん
心理分析室 深田昭一事務所
TEL 06(6942)0605
大阪青年会議所会員(文化都市推進委員)
元暴走族から更生、教師を経てカウンセラーに転身。現在、カウンセリング、並びに各地での講演活動を実践。テレビ、ラジオなどにも出演。

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