腰痛について2 平成22年5月15日号

前回「腰痛」の種類、形態について述べましたが、今回は素人でも大方の判定ができる方法をお教えします。
 まず「椎間板ヘルニア」について。これは椎骨と椎骨の間にある椎間板(昔は椎間円盤・英語ではハーニア オブ…ディスク)という円板状の組織で中心部に髄核が入っています。髄核は重さを分散させる役目をしますが、椎間板の後面の疲労、断裂などにより、髄核が後方へ突出し、神経を圧迫して、大腿部に痛みを感じる病態が「椎間板ヘルニア」であり、両側に突出すると体が前傾し、片側に突出するとその反対側に体が傾きます。
 治療は素人では難しいかも知れませんが、突出した所に物を当て、上向きにして押し込みます。私のクリニックでは気功を応用して治しています。
 次に「過前弯」による神経根の圧迫ですが、「腰の反り過ぎ」または「すべり症」により起こります。上向きで寝た時に腰に手がすぐ入ったり、伏せて寝た時に腰が極端に凹んだりした人はこれに該当します。治療は腹部から押しながら体を前屈することです。しかし、「すべり症」の場合、手を当てた場所が1㎝でも違うと大変なことになるので、専門家の診断が必要でしょう。
 当院は腰痛専門院ですので、お気軽にご相談ください。次回は「坐骨神経痛」、「脊柱間狭窄症」についてお話します。

吉見カイロプラクティック クリニック
吉見 猪之助院長
気功とカイロプラクティック療法で難病患者の施術も。毎水曜枚方駅前教室などで気功教室開催中。
東大阪市花園東町1の17の2 tel.072(961)4433
http://www.jin.ne.jp/yoshimi 

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